好きなもの日記

家と職場の往復……好きなものを語らないと死に至りそうだぜ

好きな曲 ~2021年9月 洋楽編~

こんにちは、またはこんばんは。

死にそう。家と職場、時々イオンモールの生活が続きすぎて、アイデンティティが消滅しそうで、これは本当に滅してしまう......。

私ってなんだ?と考えるより、私が好きなものってなんだ?と考えていく方が病まない気がしたので、好きなものについて語ります。リアルでは話していいかわからないし、なんとなく遠慮してしまうので……。

 

本記事のラインナップはこんな感じです。

  • Futile Devices(Sufjan Stevens)
  • Waiting For A Train(Flash and the Pan)
  • Troublemaker(Olly Murs feat.Flo Rida)
  • Sister Golden Hair(America)
  • Take Me To Church(Hozier)
  • Cumberland Gap(David Rawlings)

1.Futile Devices(Sufjan Stevens)

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切ない。

スフィアン・スティーブンスのこの曲は、映画「君の名前で僕を呼んで」(2017)の劇中曲。この映画が日本で公開された年、私は就活をしていたけれど、そんな現実から逃避できたのもこの映画のお蔭でした。毎日辛い日々が続きましたが、この映画の風景やエリオ(もとい、それを演じるティモシー・シャラメ)のことを考えるだけでなんか救われました。劇場で2回観たけれど、その後もこの映画のサントラを聞きまくって、そのたびに意識が北イタリアの夏に飛び、幸福に浸れるのです......。

この曲自体は、正直どこの場面に使われていたか思い出せませんが、なんかもう旋律がずっと切なくて、聞くたびに胸がぎゅっと締められるのです。エリオの秘めたる気持ち、それを言葉で言い表せないもどかしさなんかが、ストレートに出ているような気がします。多分この映画の劇中歌では「Mystery of Love」が一番有名だと思うけど、私個人ではこの曲の方が好きです。

 

2.Waiting For A Train(Flash and the Pan)

Waiting for a Train - Flash and the Pan - YouTube

この曲は、映画「シング・ストリート 未来へのうた」(2016)の劇中使用曲です。

この映画は80年代を舞台に、アイルランドの少年がバンドを結成する物語で、バンドオリジナル曲を演奏したり、当時流行した曲が印象深く劇中で使われたり、かなり”音楽がイイ”映画です。その中でこの曲は、映画中盤にバンドメンバーが本格的に活動を始めるシーンで使われます。スローモーションで歩き出す演出がカッコよさとダサさの絶妙な配分で、微笑ましくて好きなシーンなのです。私はこの映画が大好きで、サントラCDも購入したのですが、この曲はCDに入っていませんでした。残念。Spotifyでなんとなくシング・ストリートで検索して、出てきて見つけることができました。やったね。

この曲を流しながら歩くと、バンドの一員になったような錯覚を起こすことができるのが、ポイント高いのです。月曜の通勤も、少し楽しくなります(その一瞬のみ)。

 

 

3.Troublemaker(Olly Murs feat.Flo Rida)

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オリー・マーズさんです。この人のことは全く知らないのですが、この曲だけ高校生のころから好きでずっとリピートしています。

東京にj-waveという洒落たラジオ局があり、私は高校生時代これを聞きながら勉強していたのですが、初めてラジオからこの曲が流れたとき瞬時に「好きだ」と思ったことをよく覚えています。その直感を信じ今まで聞いてきたので、何もこの曲に関する知識はないのですが……。

中学生のとき、たまたま基礎英語を聞くために購入したラジカセをいじり、j-waveが流れ出した衝撃と似たものが、この曲にはある気がします。ラジオ番組の選曲ではあるけれども、世間がおしゃれだと認めているものだから、とか、流行しているから、とか、そんな「他者」から独立した「自分本来の好き」を感じることができたので、その感覚を大切にしたいと思ったのでしょう。

 

 

4.Sister Golden Hair(America)

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バンド名知らなかった……。

この曲は映画「マイ・ビューティフル・デイズ」(2016)の劇中歌です。これもティモシー・シャラメの出演作です。高校教師の女性が主人公で、彼女が演劇大会へ生徒を引率するドライブ中に、この曲が流れます。教師と生徒。世代がまるで違うけど、この曲を口ずさんだことで少し近づく距離感。この映画ではじめて聞いた曲でしたが、流行に左右されず、どの人が聞いても「好きだ」と思えるような良い曲だと思いました。特にイントロのギターが好き。

 

 

5.Take Me To Church(Hozier)

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この曲も映画から知りました。まあ映画というか、これを使ったバレエの動画でしょうか。

映画「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」(2016)は、バレエダンサーのセルゲイ・ポルーニンを追ったドキュメンタリーです。ロイヤルバレエ団で最年少のプリンシパルに就任した「天才」が、なぜ人気絶頂で退団したのか。その真相と彼の半生がわかる、好きな映画です。

映画中で、退団後彼は一本の動画をYouTubeにアップし、記録的な再生数を記録します。その動画はこの曲を使って彼が自由に踊ったもので、バレエ団の伝統や期待、様々なものから解放された、現在の「セルゲイ・ポルーニン」が表現されていました。

バレエ音楽は、バレエを際立たせるためのものなので、その音楽にあわせて踊れば当然ダンサーが美しく見えます。しかし、こんな曲単体で聴ける音楽の中であっても、自己を表現することができるとは……。ポルーニンの美しさだけではなく、曲の良さすら際立たせてしまう、すごい動画でした。

ちなみにその動画はこれです。

https://www.youtube.com/watch?v=c-tW0CkvdDI

 

 

6.Cumberland Gap(David Rawlings)

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渋い~~。

最高の映画「ジェントルメン」(2019)の最高のオープニングで使用された曲です。最高すぎたので、映画館から出て速攻調べて特定しました。年齢高めの男性の声から始まり、後半入ってくる女声なのか男声なのかわからないほどのハスキーボイスが良い!

この曲に関しては最高という言葉しか見つかりません。今までロックやポップスを聞くことが多かったので、テイストの違う曲でもこんなかっこいいものがあるのかと感動しました。というか、聞くたび毎回感動しています。

 

要するに、最近聞いている洋楽は、主に映画で出会ったものです。というか、いい映画はいい音楽が必要だと思うんですよね~~。物語が魅力的でも、登場人物のキャラクターが良くても、好きになって印象に残るのは良い音楽を使いまくっている映画ばかり。まだまだ好きな音楽(映画で使用された曲?)は多いので、また語ろうと思います。

そして、気づけば3連休最終日。ふざけんな。日が暮れてきた。太陽よ、もう一回昇ってくれ。辛い往復生活がまた始まるのです……。つらあああ~~。